それは、
若宮中の3年生が使っている学校のワークの問題を見た時ですね。
ちょっと独特なんですよ、このワーク。
例えば、
次のことを英語で表そう。
(1)窓閉めようか?
みたいに、
日本語がしゃべり口調なんですよね。
ちなみにこの問題答えは、
Do you want me to close the window?
です。
他にも正解になる表現はありますが、
ワークの答えとしては〈want 人 to do〉の形を使いなさいってことですね。
一見簡単そうですが、
「窓閉めようか?」から
「Do you want me to close the window?」
にたどり着くには、
まず、
「窓閉めようか?」を
「あなたは私に窓を閉めてほしいですか?」
「あなたは私に窓を閉めることをしてほしいですか?」
と頭の中で変換できるかがポイント。
ここで国語力が試されているんです。
そこから、
僕がよく言っている“英語の語順”に当てはめるように、
しますか?/あなたは/ほしい/私に/窓を閉めることを
(「ほしい」というのは心の動きを表すので一般動詞「〜する」の方)
と並び替え、さらに細分化し、
しますか?/あなたは/ほしい/私に/閉めることを/窓を
ここまで来たら、それぞれの単語を英語に直していき、
Do(しますか?)you(あなたは)want(ほしい)me(私に)to close(閉めること)the window(窓を)?
Do you want me to close the window?
となるわけですね。
お気づきの通り、
英語に直すのは最後だけです。
それまでは、
日本語を、英語にしやすい日本語に変換しているだけです。
だからこそ、
英語をやるにしても、やっぱり国語力が大事なんですよね。
にっさい花みず木校
中村